こんにちは、ACCキャリアコンサルタントのMikaです。
前回の私が留学しようと思ったきっかけ−前編−に引き続き、私が「海外留学をしよう!」と思ったきっかけ、第二の転機についてお話したいと思います。
仕事のストレスが自分と向き合うきっかけに
私が留学しようと思ったきっかけ−前編−で触れた通り、とても充実した短期留学をした私でしたが、特に仕事では「こんなことがやりたい!!」というものがなかったので、就職活動も今後の生活のために仕事をしなければ、という思いだけでやっていました。
最終的に選んだのはアルバイトでずっと経験を積んでいたコールセンターのお仕事。
やりたいことが見つからないなら、今までの経験を活かして仕事をしながら見つけていこうと考えました。
実際仕事を始めてみると、経験があるとはいえ、これまでやってきたアシスタントではなく、一つのコールセンターの管理者としての仕事は、さらに大きな責任を伴うものでした。
チームのみんなと目標を達成するために一丸となり、おかげさまでクライアント様から高い評価をいただけたときは大きなやりがいを感じましたが、同時に長時間労働と人間関係のストレスで徐々に体調を崩していきました。
社会人3年目のある日、風邪かなと思って近くの病院に行ったところ、大学病院で精密検査を受ける必要があると言われました。
幸い大きな病ではありませんでしたが、今後も一生付き合っていかなければならない病気だと判明しました。
私は今でも普通に元気に暮らしていますし、症状が進んだ様子もありません。進んだとしても薬をきちんと飲めば普通の人と同じように暮らしていけます。
ただ、今でも覚えているのは、そのとき「あぁ、私はこのままじゃだめになる」とものすごい危機感を持ったことです。
一度しかない人生なのに、私はただがむしゃらに働いて、自分が本当にやりたいことに目を向けずに終わっていくのか。
そんな風に終わりたくない!!と思い、じゃあ私のやりたいことって何だろう?と考えたときに、最初に浮かんだのが、海外への長期留学でした。
イギリスへの短期留学後、ずっと心の片隅にあった、「今度は長期間海外へ出て、きちんと勉強をしたい」という思いは今こそ実現するときなのではと思いました。
留学で「自分のやりたいこと」がわからない!
幸い、社会人3年の間に1年の長期留学には十分な資金を貯金できていたので、早速準備に取りかかりました。
私が留学前に決めた目標は、英語力にプラスして何かスキルを身につけること。
なぜなら、そうすれば日本でも海外でもその英語力とスキルを武器に活躍できる人材になれると考えたからです。
ただその「スキル」は、今度こそ自分のやりたいことと向き合って決めようと思いました。
しかし、それが私にとっては本当に難しかった。
ストレスが多かったコールセンターでの仕事ですが、色々なことに挑戦できたおかげで、自分はどんな仕事が好きなのか、というのが少しずつですが見えてきていました。
私が好きだったのは、プレゼン資料や研修資料、Web上で使えるナレッジツールの作成など、わかりやすいと思ってもらえるものを作ることでした。
しかし、これがどのように自分のスキルアップ、キャリアアップに役立つのかがわかりませんでした。
複数の留学エージェントに問い合わせもしましたが、100%納得する答えを見つけることはできず、日本への帰国後の転職のことも考えて、英語+ビジネスコースを選択しました。(これは後々変更することになるのですが、そのお話はまた別な機会に。)
最終的に行き先をオーストラリアに選んだのは、留学先を調べているときにオーストラリアにはTAFE(テーフ)という地元のオーストラリア人学生も通う州立の専門学校があり、英語にプラスしてスキルを学ぶにはもってこいの環境だと思ったからです。
そして東京であくせく働いていたので、すこしゆったりとした環境で、と考え日本人が少なめで自然が美しいと評判のパースへと行き先を決めました。
会社を辞めて、少しだけ実家でゆっくりした後、すぐにパースへと旅立ちました。
タイミング的には中だるみする暇もなく、という感じだったので良かったと思っています。
パースにやってくるまで、大きな転機が2つあった私ですが、今わかることはやっぱり何事もタイミングだということ。
よく「流れを引き寄せる」と言われますが、結局は物事をどう捉えるか、マイナスと思えるような出来事であっても「これは今までしてきたことを変えるチャンスかも」「新しいことにチャレンジするタイミングかも」と思って、実際に動句ことができるかどうか。
私の場合、体調を崩したり、決して良くないことのように見えることでも、体調を崩して、そこで立ち止まって自分と向き合ったからこそ、今があると実感しています。