こんにちは、ACCキャリアコンサルタントのMikaです。
前回の留学日記【パース留学日記28】オーストラリアでグラフィックデザインを学ぶで、私が留学中に勉強したことを詳しく書かせていただきましたが、最初の英語の勉強の期間を合わせると、合計で3年半の長期にわたりオーストラリアで勉強をしました。
今回は、その中で感じたオーストラリアと日本の教育スタイルの違いについて書かせていただきます。
習うより慣れろ
これは特に、私が専門学校で勉強したから、というのもありますが、授業はとにかく実践的で、セオリーの勉強よりも手を使って慣れる、身につける、経験していく、ということをとても重視している、と感じました。
もちろん、オーストラリアでも大学へ行けばセオリーの勉強も増えますが、特に専門学校での勉強はどのコースも私が体験したように実践的なものが多いです。
積極的なディスカッションや意見が求められる
オーストラリアでは、多くの日本の授業で見受けられるような「先生の話を聞いている」という受動的な授業スタイルは少なく、積極的に質問したり、生徒同士でディスカッションしたり、能動的に授業を受けるのが一般的です。
私の場合は授業中にプレゼンテーションすることも多く、自分が作った作品を見せ合ったりして、お互いに意見を求めていました。
このように、オーストラリアではわからないことをわからないと言ったり、理解するために質問したり、自分の意見を伝えることがとても重要視されていると感じました。
自分の考え、意見を伝えることが大事
上記の項目と共通する部分がありますが、例えば大学の授業を例に挙げると、オーストラリアでは「チュートリアル」という授業スタイルが授業の中に組み込まれています。
日本では、講義を受けた後、課題を提出またはテストを受けるというプロセスで、インプットしたものを確認し考察をするというのが一般的ですよね。
一方オーストラリアの教育システムは、イギリスからの流れを受け、講義を受けた後、「チュートリアル」というディスカッションのクラスに参加します。
ここでは少人数(10~15名程度)のクラスメイトと、その日に学んだ授業の内容のディスカッションが行われます。ここでは、クラスメイトの意見を聞き、自分の意見を発言することが求められます。
日本では馴染みのないスタイルのため、こちらで大学•大学院留学をされる方は最初こそ戸惑う方も多いのが事実です。
ただ、自由に意見を発言するのが「チュートリアル」ですので、正しい意見かどうかではなく、積極的に、主体的に発言できるかどうかが評価のポイントとなります。
どうしてもこれまでの環境から、間違ったことを言ってはいけない、わからなければ発言しない、という気持ちが強い人が多いのも日本の特徴かと思いますが、こちらでは例えばレポート一つ書くにしても、ただまとめるのではなく、自分の意見を書かなければ、パスすることも難しいです。
先生と生徒の距離が近い
フレンドリーなお国柄の影響か、実際に勉強してみても先生と生徒の距離が近いな〜というのはすごく感じました。
もともと上下関係に関わらず名前で呼ぶのが文化ですし、日本のように「先生!」と呼ばない、ということも影響しているのかもしれませんが、とてもフランクかつフレンドリーで、話しやすいし相談もしやすいと思いました。
いかがでしたでしょうか?
私は個人的にオーストラリアでの勉強が日本の小学校〜大学の勉強よりもものすごーく楽しく、充実していた、と感じているので、それはこういう教育スタイルが自分に合っていたということなのかな、と思います。