こんにちは、オーストラリア•キャリアセンター(ACC)のMikaです。
当ウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
オーストラリアに留学予定で学生ビザを申請したのですが、なぜか申請が却下されてしまいました。どうすればいいですか?
今日はこんな疑問にお答えします。
本記事はこんな方におすすめ
- 日本からオーストラリアの学生ビザを申請したら申請が却下されてしまい、この後どうすればいいか知りたい
- オーストラリア国内で学生ビザを延長、切り返したところ、申請が却下されてしまい、この後どうすればいいか知りたい
- オーストラリアの学生ビザ申請が何度目かで、次のビザが認可になるか心配
本記事の信頼性
3年半の留学について赤裸々に語っている留学体験談は、おかげさまでたくさんの皆さんから共感をいただいています。
オーストラリア留学に欠かせない学生ビザですが、2016年以降申請内容が複雑化して、ビザ申請が却下される、というケースもちらほら見受けられるようになりました。
今回は学生ビザの申請が却下される原因と、万が一却下されてしまった場合の対処方法について解説していきます。
もし、今オーストラリアに学生ビザで滞在中で、お持ちのビザがキャンセル•取り消しになってしまった方は、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
オーストラリアの学生ビザがキャンセル、強制送還へ?!原因とその後の対応を解説
何らかの事情でオーストラリアの学生ビザをキャンセルする旨の連絡が移民省から来てしまった!オーストラリアの学生ビザがキャンセル•取り消しされる原因と強制送還や再申請の可能性など、キャンセル後の対応についても詳しく解説します。
目次
オーストラリアの学生ビザ申請が却下される原因
オーストラリアの学生ビザ申請が却下される主な原因としては下記が考えられます。
- 申請内容が不十分だった 例)GTE(作文)の内容が要件を満たしていない
- 虚偽申請が発覚した
- 過去にオーストラリアまたは他国のビザ申請が却下されたり、キャンセル(取り消し)されたことがある
- 連続で学生ビザを複数回申請している
- 学生ビザ申請者の国籍と学校のビザリスクレベルが高かった
上記のようなことが原因で、オーストラリアに本物の学生として滞在するのではなく、違法滞在•違法労働をするのではないか、と移民省から疑われてしまい、ビザ申請が却下されてしまう、ということがあります。
オーストラリアの学生ビザを申請する人の国籍と、通う学校のビザレベルが申請に影響を与える
オーストラリア移民省は、ビザの申請目的のために各国をレベル1〜3にランク付けしています。
このランクの基準は様々ありますが、オーストラリアとして、外国から人は来て欲しいものの、誰でも良い分けじゃない、自国に危険を及ぼすような人物だったり、違法滞在•労働をするような人は避けたい、という目的があります。
このような観点から、その国の治安、政治•経済的状況などを鑑みて、ランク付けをしていると思われます。
幸いなことに日本はトップのレベル1に入っているので、ビザの申請基準は他の国に比べて易しめ。
実はこれと合わせて、就学先になる「学校」もランク付けされています。
これも様々な条件でレベル1〜3まで分かれていますが、実際のビザの審査では下図のように「学校」のランクと「出身国」のランクが掛け合わさって最終決定されます。
この学校と出身国のリスク評価は6ヶ月ごとに更新されます。
先ほど触れた通り、日本は2021年11月現在レベル1なので、例えレベル3の学校に通うとしても審査基準は変わりません。
しかし、ビザを申請する方のこれまでの渡航歴やビザの申請状況など様々な条件が重なり合って、レベル1であっても結果的にビザ申請が却下される、ということはありますので、申請は慎重に行っていきたいですね。
オーストラリアの学生ビザ申請が却下されたらどうする?
実際に学生ビザの申請が却下された場合は、どうすればいいのでしょうか?
まずは移民省からメールで届く添付ファイルのレターの内容をしっかりと確認しましょう。
基本的に移民省からはメールで連絡が来ますので、そのメールの内容を確認します。
もしメールで連絡が来ない、ということであれば、下記の記事でご自身のIMMI Accountを確認する方法を紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
オーストラリア留学で学生ビザがおりない?!対処法を伝授します
オーストラリアの学生ビザを申請したけど、なかなかおりない?!こんな状況だと心配になってしまいますよね。今回はそんなビザがおりない?!という時にどうすれば良いのか、ACCが提携しているビザコンサルタントからの最新情報をもとに、解説していきます。
そしてビザ申請却下の理由によって
- オーストラリア行政控訴裁判所へ上訴する
- 学生ビザを再申請する
のどちらを行うか判断します。
もし、書類の記入ミスや申請要件を満たしてないというな、明らかに申請者側のミスの場合は再申請の道しかないでしょう。
ビザ申請の決断を下す移民省の担当審査官も法律を間違って解釈し、却下することもよくあります。
このような場合は移民法弁護士と相談し、上訴をするという手段がベストだと思います。
しかし、学生ビザは他のビザと比べると申請費用が低めなので、実際には再申請の方がコスト的にも良い、ということがあります。
また一点気をつけなければいけないのは、オーストラリア国内で申請したビザのキャンセルは行政控訴裁判所への上訴は可能ですが、オーストラリア国外の申請だとオーストラリア人スポンサーがいない限り上訴はできません。
移民省からの添付ファイルのレター内に、上訴をする、返事をする期間が指定されています。期間内に対処しないと上訴をする権利がなくなりますので、指定された期間内に対処しましょう。
もし、ビザ申請却下の連絡が来たら、お世話になっている留学エージェントやビザコンサルタントにまず一度相談してみてくださいね。
オーストラリアの学生ビザが却下された後、再申請する時の注意すべきポイント
オーストラリアの学生ビザが却下されてしまい、改めてビザを申請する時は下記のポイントに注意しましょう。
却下の理由に基づいて、留学エージェントやビザコンサルタントに相談しよう
再申請の際の注意ポイントは、却下の理由によって変わります。
単純な入力ミス等の場合には、何度も確認をして再申請することになりますが、他にも却下の理由があるようであれば、それによって対策を講じる必要があるため、お世話になっている留学エージェントやビザコンサルタントに相談しましょう。
GTE(作文)をしっかり書こう
学生ビザ申請に必須の、留学意思を示す作文、GTEの内容が不十分でビザ申請が却下されることはよくあります。
再申請の際にはGTEを見直し、必要であれば加筆修正しましょう。
完成したGTEはできれば留学エージェントやビザコンサルタントに添削をしてもらった方が良いです。
GTEの書き方のコツは下記の記事で紹介していますので、合わせて読んでみてくださいね。
オーストラリアの学生ビザがおりやすくなる作文(GTE)の書き方のコツ
オーストラリアの学生ビザ申請に必須の作文(GTE)はビザ審査に大きく関わる重要なもの。提携のビザコンサルタントからの最新情報をもとに、この作文(GTE)の書き方のコツや注意すべきポイントを詳しく解説していきます。
オーストラリアの学生ビザ申請がスムーズに進むように、しっかりと事前準備を!
今回は、オーストラリアの学生ビザの申請が却下される原因と、万が一却下されてしまった場合の対処方法について解説しました。
もし却下されてしまった、という方は、焦らずに、まずはお世話になっている留学エージェントやビザコンサルタントに今後の動き方を相談して、アドバイスをもらってくださいね。
日本のパスポートをお持ちの方であれば、しっかりと準備をすれば、学生ビザがスムーズに認可となる方がほとんどです。
申請項目が多くて大変ですが、一つ一つ確認をしながら進めていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※今回のブログの内容は、ACC提携のビザコンサルタントに確認の上、一般的な解釈について述べています。上記情報は移民省の都合により予告なく変更となる可能性がありますので、予めご了承ください。また、個人個人のビザの取得の可能性はそれぞれの状況や条件によって異なりますので、具体的なご相談をご希望の方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。