こんにちは、オーストラリア•キャリアセンター(ACC)のMikaです。
当ウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
オーストラリアに学生ビザで留学したいと考えています。学生ビザのことを詳しく教えてください。
今日はこんな疑問にお答えします。
本記事はこんな方におすすめ
- オーストラリアに留学したい
- オーストラリアに学生ビザで留学することを検討している
- オーストラリアの学生ビザの詳細を知りたい
本記事の信頼性
3年半の留学について赤裸々に語っている留学体験談は、おかげさまでたくさんの皆さんから共感をいただいています。
オーストラリアに留学する時、目的や期間など様々な条件により違いはあるものの、
- 学生ビザ
- ワーキングホリデービザ
- 観光ビザ
の3つが選択肢になると思います。
今回はオーストラリアの学生ビザについて、費用や申請方法、条件などを詳しく解説していきます。
この記事を読めば、オーストラリアの学生ビザへの理解が深まり、安心して留学準備が進められるようになりますよ。
目次
オーストラリアの学生ビザでできること
オーストラリアの学生ビザは、その名の通り、オーストラリアで勉強するためのビザで、下記のことができます。
- オーストラリアの学校でフルタイムの就学が可能
- 一定の条件付きでアルバイトが可能
- 条件を満たせば家族を一つの学生ビザに含めて帯同することができる
- 学生ビザ期間中は何度でもオーストラリア出国•入国が可能
オーストラリアの学生ビザの申請方法
オーストラリアの学生ビザは、他のビザ同様オンラインで申請することができます。
ビザを申請するためには、オーストラリアのビザ申請サイトIMMI Account(イミ•アカウント )でアカウントを作成する必要があります。
下記でも触れますが、オーストラリアの学生ビザ申請は入力項目が多いため時間がかかる可能性があります。余裕を持って申請ができるように準備できると安心ですよ。
オーストラリアの学生ビザはいつ申請すべき?
これからオーストラリアに留学予定ですが、学生ビザはいつ申請すれば良いですか?
オーストラリアの学生ビザは、
- 日本から申請する場合:コース開始日の4ヶ月前から
- オーストラリア国内から申請する場合:コース開始日の3ヶ月前から
申請することができます。
条件的な面だけで言えば、上記の期間内になればいつ申請しても問題ありませんが、渡航時期や他のスケジュール等によっていつ申請するのがベストかが変わってきます。
個人の状況によって違いますので、お世話になる留学エージェントさんに相談してみましょう。
オーストラリアの学生ビザ申請は時間がかかる?
オーストラリアの学生ビザは2016年7月に申請内容に関する大きな変更があり、それ以前と比べると申請する情報が格段に増えた結果、申請に時間がかかるようになりました。
実際にオンライン申請を完了するのには早くて約2時間〜6,7時間かかる場合もあります。
オーストラリアの学生ビザは申請後どのくらいで認可になる?
オンラインでビザ申請を完了後、申請内容に問題がなく、審査が順調に進めば即日〜1ヶ月ほどでビザが認可となることが多いですが、中には2、3ヶ月ほどかかる場合もあります。
また、申請後に移民省から追加調査の連絡が来た場合には、さらに審査に時間がかかる可能性があります。
どれくらいで認可になるかは移民省のみぞ知る、というのが心苦しいですが、その都度変わるので、ビザの申請準備を進める段階でお世話になっている留学エージェントに相談してみましょう。
オーストラリアの学生ビザの期間はどれくらい?
オーストラリアの学生ビザは最長5年間オーストラリアに滞在できます。
実際には、学生ビザの長さは通われるコースの長さによって変わりますので、例えば
- 6ヶ月間のコースに通う場合→約7ヶ月間分のビザが発行される
- 1年間のコースに通う場合→約1年2ヶ月分のビザが発行される
- 2年間のコースに通う場合→約2年2ヶ月分のビザが発行される
となります。
コース終了日=学生ビザ終了日となると、帰国の準備もままならない可能性があるので、移民省はコース終了日から通常約1〜3ヶ月ほどの期間をプラスして学生ビザを認可するのが一般的です。このプラス期間の長さはコース期間とコース終了時期によって変わります。
ワーキングホリデービザは最長1年間(要件を満たせばセカンド、サードの申請も可能)と期間が決まっていますが、学生ビザは勉強と密接につながっているビザなので、コース期間によってビザの長さが決まります。
オーストラリアの学生ビザの申請条件
オーストラリアの学生ビザを申請するためには、下記の条件を満たしている必要があります。
- 年齢が6歳以上であること
- CRICOS (Commonwealth Register of Institutions and Courses for Oversea Students)に登録された教育機関でフルタイムの就学をすること
- CRICOSに登録された教育機関からCOE(Confirmation of Enrolment、入学許可証)が発行されていること
- 定められたオーストラリアの留学生保険(OSHC)に加入していること
- 学費を含め、オーストラリア滞在中に必要な資金を前もって準備できていること
- 犯罪歴を含む人格に関する要件(Character Requirement)をクリアすること
- 定められた健康に関する要件(Health Requirement)をクリアすること
- 本物の学生であることを証明できること
- 18歳未満の場合、オーストラリアで保護者の代わりとなる後見人を指名したり、適切な滞在場所を手配するなど生活面での準備がしっかりできること
- オーストラリア滞在中、コースのレベルや進捗、出席率などを、定められた基準で維持できること
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オーストラリアの学生ビザに年齢制限はあるの?
上記の通り、年齢は6歳以上である必要がありますが、上限は特に明記されていません。
ACCでもこれまで60歳以上の方を含めて様々な年齢の方をサポートさせていただいています。オーストラリアでは何歳になっても新しいことに挑戦したり、学んだりする文化が根付いているので、「なかなかチャンスがなかった」という方にもぴったりですよ。
もしビザ申請者本人が18歳未満の未成年の場合は、上記でも触れている通り、後見人や滞在場所の選定など、追加で必要な手続きが増えます。
なお、学生ビザに帯同する家族(ディペンダント)の場合は、年齢は何歳であっても問題ありません。
オーストラリアの学生ビザ申請に回数制限はあるの?
オーストラリアの学生ビザ申請は○回まで、と明記はされていませんが、回を増すごとにビザの審査は厳しくなっていく可能性があります。
また、学生ビザでの勉強は、通常AQFと呼ばれるオーストラリアで定められた学位の順番に沿って学位を取得していくもの、と考えられているため、勉強が進めば進むほど、自然と勉強できるコースや学位の種類が限定されていきます。
オーストラリアで取得できる学位の種類は下記の記事で紹介していますが、
オーストラリア留学で取得できる学位の種類を徹底解説
オーストラリアで取得できる学位の名前は、日本では聞き慣れないものばかり。しかしどんな職業に就きたいか、永住を視野に入れているか、など様々な観点から、どの学位を取得するのか、どこまで勉強する必要があるのかが異なります。今後のキャリアアップにも影響する、学位の種類を徹底解説します。
例えば、基本的に勉強が語学学校→専門学校→大学と進んでいけば問題ありませんが、大学→専門学校と学位が下がることは一部の例外を除いて認められません。
そのため、回数制限は明記されていないものの、無限に申請できるような仕組みにはなっていません。
オーストラリアの学生ビザ申請に健康診断は必須?
以前はオーストラリアの学生ビザ申請に健康診断が必須でしたが、現在は一部の場合を除いて不要です。
ビザの申請内容を見て移民省が必要と判断した場合や、オーストラリアで医療や子どもに関連する勉強をする場合は、健康診断が求められることがあります。
その場合はオーストラリアの移民省から健康診断に関する詳細な連絡が来ます。
この健康診断はビザの要件に沿って病院や診断項目が指定されています。必ず移民省からの連絡を待ってから受けるようにしましょう。
オーストラリアの学生ビザ申請に必要な情報と書類
オーストラリアの学生ビザ申請では主に下記の情報や書類が求められます。
- パスポート
- COE:学校が発行する入学許可証
- OSHC(留学生保険)加入証:学生ビザ申請者が加入必須の保険
- 本物の学生であることを証明するためのエッセイ(GTE)
- ビザ申請者本人とその家族の情報
- ビザ申請者本人の学歴
- ビザ申請者本人の海外渡航歴
- 銀行残高(自己申告)
- ビザ申請者本人の犯罪歴を含む人格に関する要件
- ビザ申請者本人の健康に関する要件
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申請内容によっては上記以外の情報や書類も求められる場合があります。お世話になる留学エージェントに、学生ビザの申請をどのようにサポートしてもらえるか、確認してみましょう。
オーストラリアの学生ビザの申請費用
2021年10月現在、オーストラリアの学生ビザ申請費用は$630($1=80円計算で約5万円)です。
家族を帯同する場合は、18歳以上の家族は一人につき$470、18歳未満の場合は一人につき$155です。
なお、オーストラリア国内でのビザ申請が連続して2回以上になる場合は、上記のビザ申請費用に加えて、延長料金$700がかかります。
オーストラリアの学生ビザでバイトはしていいの?
オーストラリアの学生ビザは一定の条件内でアルバイトが認められています。
アルバイトをすることで、経済的な負担を少し軽くしたり、これからのキャリアにつながる経験を積んだりすることができるので、アルバイトはとても貴重な存在。
この学生ビザの仕事に関するルールや条件については、下記の記事でまとめていますので、よければ参考にしてみてくださいね。
【オーストラリア留学】学生ビザでバイトはOK?学生ビザの仕事条件を解説
オーストラリアに学生ビザで留学する場合、一定の条件はありますが、アルバイトができます。オーストラリアに来て、アルバイトがスムーズにスタートできるように、学生ビザの仕事に関するルールや条件を詳しく解説します。
オーストラリアで学生ビザを延長することはできるの?
例えば、「英語力は伸びたから、専門的なスキルや資格を身につけたい」といった場合には、要件を満たせばオーストラリアで学生ビザを延長することができます。
学生ビザの延長に当たっては、いくつか注意したいポイントがあるので、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
オーストラリアで学生ビザの切り替え、延長する場合に注意したいポイント4つ
オーストラリアでこれから学生ビザに切り替えたい、延長したい方がスムーズに準備ができるように、切り替え•延長時に注意したいポイントをまとめました。この4つのポイントを押さえれば、安心して準備が進められますよ。
オーストラリアに学生ビザで滞在する時に注意すること
最初に触れた通り、学生ビザは勉強するためのビザなので、あくまでも学業が本分、コースを無事に修了することが第一になります。
その考えに基づいて、学生ビザには出席率や仕事などに関するルールが定められています。
知らないうちにルール違反をしてしまっていた!ということがないように、学生ビザでの滞在中のルールは下記の記事をチェックしてみてくださいね。
オーストラリア滞在中に気をつけたい学生ビザのルール5つ
オーストラリア留学に欠かせたない学生ビザ。意図せず違法滞在や違法労働をしてしまっていた、という事態を避けるために、オーストラリアに学生ビザで滞在する時に気をつけたい、学生ビザのルールをご紹介します。
オーストラリアに学生ビザで留学して、スキルや資格を身につけよう!
今回は、オーストラリアの学生ビザについて詳しくまとめました。
私もオーストラリアのパースで、約3年半学生ビザで留学しました。
学生ビザの申請に関する情報や滞在中のルールを知っておくことで、安心してオーストラリアで勉強に集中することができますよ。
今回の記事がこれからオーストラリア留学をされたい方の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※今回のブログの内容は、ACC提携のビザコンサルタントに確認の上、一般的な解釈について述べています。上記情報は移民省の都合により予告なく変更となる可能性がありますので、予めご了承ください。また、個人個人のビザの取得の可能性はそれぞれの状況や条件によって異なりますので、具体的なご相談をご希望の方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。