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【2021年最新】オーストラリア留学後現地就職したい方必見!卒業生ビザの変更点まとめ

こんにちは、オーストラリア•キャリアセンター(ACC)のMikaです。
当ウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。

悩む人

オーストラリアの卒業生ビザが変わると聞きました。具体的な変更点を教えてください。

今日はこんな疑問にお答えします。

本記事はこんな方におすすめ

  • オーストラリア留学後に卒業生ビザの申請を考えている
  • オーストラリア留学後、現地で就職または永住権を取得したい
  • オーストラリア留学中で、コース修了が近くなってきたため、卒業生ビザについて調べている

本記事の信頼性

3年半の留学について赤裸々に語っている留学体験談は、おかげさまでたくさんの皆さんから共感をいただいています。

ACC Mika

オーストラリアが留学生の受け入れを再開する動きが本格化してきていますが、そんな中、現在留学中の方、これから留学する方にとってオーストラリア就職•永住の道が広がる可能性がある、良いニュースが飛び込んできました!

今回は、ACCが提携しているビザコンサルタントからの最新情報をもとに、オーストラリア留学後に申請できる卒業生ビザの変更点について、詳しく解説していきます。

なお、そもそも卒業生ビザについて詳しく知りたい、という方は下記の記事を参考にしてみてくださいね。

関連記事
オーストラリアの学校を卒業後に申請できる「卒業生ビザ」って何?

オーストラリアで留学するだけでなく、その後に就職したい、永住(移住)したいという方の、留学後の可能性を広げてくれる通称卒業生ビザについて、提携のビザコンサルタントからの最新情報をもとに丁寧に解説します。

2021年12月時点の卒業生ビザの変更点は大きく2つ

まず、この記事を書いている2021年12月初旬時点ですでに適用されている卒業生ビザの変更点をご紹介します。

新型コロナウィルスの影響を受けた卒業生ビザ保持者向けの救済措置

通常、卒業生ビザには下記の2種類がありますが、

  • Post-Study Work Stream ポスト•スタディ•ワーク ストリーム:大学以上の学位が必要
  • Graduate Work Stream グラジュエートワーク•ストリーム:職業リストに関連した専門学校以上の学位が必要

今回新たに COVID-19 Replacement Stream 新型コロナウィルス•リプレイスメント•ストリーム が一時的に準備されることが発表されました。

これは新型コロナウィルスの影響で、卒業生ビザを保持しているものの、渡航制限等の対策により卒業生ビザの期間中オーストラリアに滞在できなかった方へ向けた救済措置になります。

基本的に卒業生ビザの申請は一生に一度だけ(指定された地方エリアでG勉強した場合を除く)ですが、 COVID-19 Replacement Streamの条件に当てはまる方は、実質2回目の卒業生ビザが申請できることになります。

この申請の受付開始は2022年中頃を予定していて、オーストラリアに滞在できなかったことを証明するための書類の提出が求められる可能性が高いと発表されています。

COVID-19 Replacement Stream申請の条件は下記の通りです。

  • 2021年12月現在卒業生ビザを保持している、または2020年2月1日以降に有効期限が切れた卒業生ビザ保持者かつ、
  • 2020年2月1日〜2021年12月1日までの期間でオーストラリア国外にいた方

ビザの申請費用は$1,680と移民省から発表されています。

移民省のウェブサイト(英語)

各ストリームのビザ期間が延長に

これまで、Graduate Work Streamのビザ期間は18ヶ月(1年半)でしたが、2021年12月1日以降に認可となった卒業生ビザでは24ヶ月(2年)の滞在が可能になりました。

また、Post-Study Work Streamに該当する大学院で2年以上の修士(Master)コースで勉強した場合の卒業生ビザ滞在期間が2年から3年に延長されました。

これはあくまでも一時的な措置ですが、特にいつまで、とも移民省から発表されていないので、しばらくは延長された期間で滞在ができそうです。

さらに発表されている今後の卒業生ビザの変更点

これは移民省ウェブサイトにはまだ反映されていませんが、移民省大臣がすでに発表している内容として、2022年7月1日より、Graduate Work Streamで現在必要とされている職業リストに関連した勉強という条件が一時的に免除される予定です。

つまり、職業リストへの掲載有無によらず、どの専門学校のコースを修了してもGraduate Work Streamの卒業生ビザが申請できる可能性があります。
そうなれば留学生にオーストラリア就職のチャンスが大きく広がりますが、この点に関しては詳しいルールがまだ発表されていたので、移民省から情報が更新され次第この記事も随時更新していきますね。

オーストラリアの卒業生ビザが変更された理由

全体的に見ても、かなり留学生に優しい変更となっていますが、ここまで変更をする理由は、オーストラリアで必要とされている労働人口を確保するため、これに尽きます。

もともと毎年多くの移民を受け入れて成り立っていたオーストラリアでしたが、新型コロナウィルス対策で厳しく渡航制限を設けた結果、新しく人が入ってこなくなり、オーストラリア全土で深刻な人手不足が叫ばれています。

もちろん、留学業界というものがオーストラリア経済にとって重要なビジネスの一つである、ということもありますが、今後しばらくはオーストラリアの人手不足を解消するためにこう言ったビザのルールの軟化傾向が進む可能性があり、永住ビザについても変更があるかもしれません。

まとめ

今回は2021年12月時点で発表されている、オーストラリアの卒業生ビザの変更点について詳しく解説しました。

これからしばらくはオーストラリアに留学したい方、その後の就職や永住•移住も視野に入れている方にとってはチャンスタイムとなる可能性が大いにありますので、今後の動向をしっかり確認していきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

※今回のブログの内容は、ACC提携のビザコンサルタントに確認の上、一般的な解釈について述べています。上記情報は移民省の都合により予告なく変更となる可能性がありますので、予めご了承ください。また、個人個人のビザの取得の可能性はそれぞれの状況や条件によって異なりますので、具体的なご相談をご希望の方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

この記事を書いた人

Mika

オーストラリア、パースで20代後半から英語力•スキルを身につけるための留学を敢行。留学で得た経験を活かして、ACCのキャリアコンサルタント、グラフィック&ウェブデザイナーとして活躍中。愛犬とパースの自然、飾らないライフスタイルが大好き。

ACCのスタッフは全員オーストラリア長期留学経験者

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