こんにちは、オーストラリア•キャリアセンター(ACC)のMikaです。
当ウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
オーストラリアに学生ビザで留学をする時に、必ず保険に入らなければいけない、と聞きました。どんな保険に加入するのですか?
今日はこんな疑問にお答えします。
本記事はこんな方におすすめ
- オーストラリア留学を検討している
- オーストラリア留学で必要な準備について知りたい
- 留学生保険について費用やカバー内容、加入方法などについて詳しく知りたい
本記事の信頼性
3年半の留学について赤裸々に語っている留学体験談は、おかげさまでたくさんの皆さんから共感をいただいています。
オーストラリアに学生ビザで滞在する場合、必ずOSHC(Oversea Student Health Cover)と呼ばれる、オーストラリアの保険会社が提供する留学生保険に入る事が義務付けられています。
私ももちろん学生ビザ時代にOSHCに加入していました!
今回はそんなあまり聞き慣れないOSHCについて、費用やカバー内容、どのように加入するのか、加入する際の注意点などを、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、安心してOSHCへの加入とオーストラリア留学の準備を進めることができるようになりますよ。
目次
そもそも留学生保険(OSHC)とは??
OSHCはOversea Student Health Cover の略で、通称OSHC(オー•エス•エイチ•シー)または留学生保険、学生保険と呼ばれています。
オーストラリアでは、学生ビザで滞在する全ての方がこの保険に加入するよう義務付けられています。
つまり、OSHCの加入なしには学生ビザは認可されません。
実際に学生ビザ申請画面でOSHCの加入証明書の添付が必須になっています。(※2021年9月現在)
なお、オーストラリアの保険会社が提供している「OSHC」という保険に加入しなければならないので、例えば日本の保険会社の海外旅行保険等で代用はできません。
留学生保険(OSHC)でカバーされる内容は?
GPと呼ばれる一般診療の治療費は約3〜4割の自己負担のみで、その他緊急手術や救急車の利用、入院費用等もカバーされていて、必要最低限以上は賄っている優秀な保険です。
注意点としては、オーストラリアでは基本の保険で歯科はカバーされないため、OSHCの基本内容にも含まれていません。
希望する方はOSHCに歯科のカバーを追加することが可能です。(追加費用が発生します)
また、一部の病気はカバー内容に含まれていない、またはカバー適用となるまでに一定の待機期間(1ヶ月〜1年、病気により異なる)を要するものがありますが、日常生活を起こりうる風邪やケガ等は基本カバーされます。
薬代も一部カバーされる可能性がありますが保険会社によってカバーされる金額などが異なりますので、詳細は各保険会社に確認しましょう。
保険の加入はOSHCだけで十分?海外旅行保険にも同時に加入するべき?
オーストラリア滞在中の保険として、OSHCだけで十分なのでしょうか?万が一のことも考えて、海外旅行保険にも加入した方が良いですか?
私個人の体験談と感想にはなりますが、3年半の留学を通して、私はOSHCだけで十分だった、と感じています。
とは言えど、留学当初の私は英語が全く話せず、その点が不安だったので、クレジットカード附帯の海外旅行保険(海外滞在中の最初の3ヶ月間のみ適用)に念のため加入していました。
海外旅行保険のメリットは、条件を満たせば現地の日本語医療センターでの診療を通訳付きで受けることができ、診療代•治療費が100%カバーかつキャッシュレスで対応してもらえることです。
私は留学がスタートしてから1ヶ月後くらいに気管支炎になったので、その時は正直海外旅行保険に加入していて良かったな、と思いましたが、おかげさまでその後は大きな病気やケガをすることもなかったので、結果的にはOSHCのみで十分だったと思います。
もちろんこれは個人差がありますから、費用やカバー内容などを比べながら、ご自身が一番安心できる方法を選んでくださいね。
なお、海外旅行保険は基本的に日本いる間=海外渡航前に加入する必要があります。詳細は各保険会社にご確認ください。
留学生保険(OSHC)は高い?安い??
保険料は保険会社によって異なりますが、相場は1ヶ月で$45〜50前後($1=80円計算で4,000円前後)です。
ちなみにオーストラリア国籍の方や永住者が同じ保険内容のものに加入しようとすると約3倍の料金がかかります。
OSHCはオーストラリアに留学する人の保険特権、と言えるでしょう。
なお、この保険料は、留学がスタートする前に一括で支払う必要があります。
先で触れた通り、学生ビザ申請時にOSHCの加入証明を提出しなければいけないので、事前の一括払いとなります。
留学生保険(OSHC)にはどうやって加入するの?
OSHCの加入方法は大きく分けて3つあります。
- サポートを依頼している留学エージェントにお願いする
- 留学先の学校に依頼する
- 自分で加入手続きをする
一般的には①か②が多いですが、学校によってはOSHCの加入サポートをしていない、というところもあるため、学校の手続きやサポートを依頼している留学エージェントに聞いてみるのがベストです。
③の自分で加入するメリットとしては、保険会社の料金やカバー内容を見比べて自分で好きなものに加入できる(エージェントや学校に依頼する場合は提携の保険会社が決まっていて選べないため)ことが挙げられますが、正直そこまで大きく料金やカバー内容が変わるわけではありません。
また、加入手続きはそこまで難しくないのですが、加入期間など注意点がいくつかあるため、特に最初の留学時はエージェントや学校に手続きをお願いした方が安心です。
ACCでは複数の保険会社と提携していて、OSHCの加入サポートをしています。ACCを留学エージェントとしてご利用いただく方は手数料等もかからずサポートさせていただくので、ご安心くださいね。
留学生保険(OSHC)加入のタイミングは?
OSHCにはいつまでに加入しておけば良いですか?
OSHCは学生ビザ申請時に加入証明書が必要になりますので、ビザ申請前までに加入手続きとお支払いを済ませる必要があります。
学校の入学手続きを進めて、学費をお支払いするタイミングでOSHCのお支払いもできると、忘れるリスクも少なく、余裕を持ってビザ申請の準備ができるでしょう。
留学生保険(OSHC)を提供している、オススメの保険会社はありますか?
OSHCはオーストラリアの6つの保険会社から提供されていますが、下記の記事で保険会社を徹底比較していますので、良ければ参考にしてみてくださいね。
オーストラリア留学に必須の留学生保険OSHCを提供する6つの保険会社を徹底比較!
学生ビザでオーストラリアに滞在する場合、必ず加入しなければいけない留学生保険、通称「OSHC」を提供する6つの保険会社を費用、カバー内容、カスタマーサービスなど様々な観点から徹底比較しました!
留学生保険(OSHC)に加入する際に注意することはありますか?
もしOSHCにご自身で加入する際は、必ず「OSHC」という保険を選ぶことに加えて、保険の加入期間に注意する必要があります。
上図の通り、学生ビザは実際に勉強するコースにプラス数週間で認可されることが多いです。
このプラス期間は一般的に約4〜10週間であることが多く、通われるコースの期間やコース終了のタイミングによって、オーストラリア移民省が決めています。
OSHCの加入ルールとして、コース期間ではなく、学生ビザが認可されるであろう期間をカバーするように加入する必要があります。
留学エージェントや学校に加入手続きをお願いすれば、この点はきちんと対応してもらえますので大丈夫ですが、もしご自身で加入するとなった場合はご注意くださいね。
ご自身で手続きをして、OSHCの加入期間が短かったため、認可された学生ビザの期間も短くなってしまった、という方もいるので、不安な方は留学エージェントや学校に手配を依頼しましょう。
実際の医療費の支払いはどうなるの?
OSHCに加入後、実際に病院に行って、医療費を支払う時はどうすればいいですか?
医療費のお支払い方法は主に下記の2つになります。
- その場で自己負担分(医療費の約3〜4割)のみをお支払い
- 一旦全額支払い、その後差額を保険会社へ請求する
①ができるのは「Bulk Pay(バルク•ペイ)」という支払い方法に対応している病院のみになります。
その他の場合は②になりますが、基本的にはオンラインでウェブやアプリから簡単に請求することができます。
後から請求する場合は、必ず病院から領収書をもらうようにしておきましょう。
留学生保険(OSHC)はオーストラリア留学に必要不可欠な保険です!
今回は学生ビザでオーストラリアに滞在する際に必須の留学生保険(OSHC)についてまとめました。
私はOSHCの加入は留学先のオーストラリア州立専門学校TAFE(テーフ)に依頼しました。
記事内で触れた通り、OSHCの加入に関してはビザ認可に関わる注意点もあるので、留学エージェントや学校に対応を依頼した方が、余計な心配を増やさず安心できると思います。
ACCを留学エージェントとしてご利用いただく方にはOSHCの手配を無料でサポートしていますのでご安心くださいね。
この記事がこれからオーストラリア留学をされる方の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!