こんにちは、オーストラリア•キャリアセンター(ACC)のMikaです。
当ウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
留学して英語力を身につけて、海外で就職するのが夢です。もうアラサーなので、自分の年齢から留学や新しいことにチャレンジしても大丈夫か、悩んでいます。
今日はこんなお悩みにお答えします。
本記事はこんな方におすすめ
- オーストラリア留学に興味があるが、年齢や性別が気になって、踏み切れない
- オーストラリア留学に興味があるが、今後の結婚や出産など、女性ならではの分岐点を考えると決め切れないでいる
- アラサーで英語力や資格、スキルなど何も持っていなくても、海外就職を叶えることができるのかどうか知りたい
本記事の信頼性
3年半の留学について赤裸々に語っている留学体験談は、おかげさまでたくさんの皆さんから共感をいただいています。
ACCではおかげさまでたくさんの社会人留学をサポートさせていただいていますが、ご相談の割合は女性が圧倒的に多いです。
私自身アラサーで英語力ゼロ、スキル無しの状態で留学をスタートしたので、留学前も留学中も楽しいことだけでなく苦労したこと、逃げ出しそうになったことがたくさんありました。
今回は今留学しようかどうか迷っている方(特に年齢や性別が気になっている方)に、留学を決意した経緯、留学中大変だったこと、留学がその後のキャリアにどんな影響を与えたのか、私の実体験をもとにご紹介します。
そもそもなぜ留学しようと思ったんですか?
大学生の時の短期留学をきっかけに、いつかお金を貯めて長期留学をしたい!と思ったことが最初のきっかけです。
その後就職して3年間、死ぬ気で働いたら本当に体調を崩してしまって(苦笑)、病院の待合室で検査結果を待っている時にふと「私の人生、これでいいの?」と焦りにも似た感情が芽生えました。
当時私は自分が本当に何をやりたいかもわからずに、「生活のため」と必死に、真面目に働いていましたが、好きでもないことを続けていることで、体が先に悲鳴をあげる結果になってしまったんですね。
幸か不幸かそれで目が覚めて、「一度きりの人生、やりたいことをやらないと後悔する!」と気持ちが固まって、留学を決意することができました。
オーストラリアに留学するとき、英語力がゼロ、スキルも無かったって本当ですか?
本当です。もともと人見知りでビビリな性格なので、パースに着いて語学学校初日は周りの勢いに圧倒されてしまい、英単語一つすら出てこないような状況でした。
留学を機にスキルを身につけたい、と思っていましたが、先述の通り自分が何をしたいのかわからない20数年を過ごしてきたので、これと言ったスキルはなく、結果的に私はオーストラリアの州立専門学校TAFE(テーフ)でグラフィック•デザインを学びましたが、過去にデザインの経験はなく、むしろ美術の成績は散々なくらいでした。(苦笑)
【パース留学日記28】オーストラリアでグラフィックデザインを学ぶ
20代後半英語力ゼロでスタートした海外生活を留学・就職・キャリアアップの視点で赤裸々に語っています。今回は、私が勉強したグラフィックデザインの3つのコースを詳しくご説明させていただきます。
全くの未経験の分野に挑戦することに不安は感じませんでしたか?どうやって決断したんですか?
めちゃくちゃ不安過ぎて、ギリギリまで決断できないくらいでした。(苦笑)
実は日本を出るときは英語を学んだ後にビジネスコースに進もうと思っていたんです。
理由は何となく帰国後の転職活動に役立ちそうだから。
でもパースで生活をするうちにパースの気候や自然、ライフスタイルがどんどん好きになっていって、自分がやりたいことをするために会社を辞めて留学する、という大きな決断ができて本当に良かったと思えたのに、何で私はまた「就職のため=生活のため」に興味のないことを勉強しようとしてるんだろう?と自分の考えに疑問を持ったんですよね。
そこからもう一度自分が好きなこと、やりたいことと向き合って、パースで勉強できるコースを片っ端から調べたんです。
そしたら自分の興味とぴったりと合うのがなぜかデザインのコースで。
でも絵すらまともに描けない自分ができるのか?という恐怖と不安でなかなか決断できなかったですね。
最終的には、自分の性格上やらなかったら後で「あの時にこうしておけば…」と文句を言うタイプだとわかっていたので(笑)、やらない後悔より、どうせならやって後悔してやる、と心を決めました。
オーストラリア留学中、一番辛かったことって何ですか?
留学中はちょうど20代後半だったので、周りの友人は結婚したり、家族計画が進んでいく中で、私は一人留学中、しかも金銭的にも相当苦しい、という現実が自分に突き刺さるというか、特に勉強に、アルバイトにとあまりにも忙しい時期は「私は一体何をしてるんだろう」と精神的に追い詰められるようなときも正直何度もありました。
オーストラリア留学中に途中で貯金が底を尽きたって本当ですか?
これも本当です。(笑) 日本である程度まとまった金額を貯金してから来ていたのですが、デザインを勉強すると決めてから、コースの特性上終えるまで3年かかったので、最後の1年間は特に苦しかったです。
幸い、私が留学していたオーストラリアのパースはアルバイトの時給が高いですし、コース期間中以外は無制限で仕事ができたので、そこには救われましたが、常に残高との戦いでしたね。(苦笑)
【オーストラリア留学】学生ビザでバイトはOK?学生ビザの仕事条件を解説
オーストラリアに学生ビザで留学する場合、一定の条件はありますが、アルバイトができます。オーストラリアに来て、アルバイトがスムーズにスタートできるように、学生ビザの仕事に関するルールや条件を詳しく解説します。
オーストラリア留学中、挫折しなかったんですか?
先述の通り、精神的にも経済的にも相当追い込まれる時期もあったので、挫折しそうには何度もなりました。それでも辞めなかったのは、中途半端で終わらせたくなかったし、何よりもやっぱり好きなことを学べてスキルが身についていることを実感できる瞬間が嬉しくて仕方がなかったんですよね。
今、オーストラリア留学を振り返ってみて思うことは?
何だか苦しいことばかり言ってしまいましたが、今振り返ってみて思うことは「留学して本当に良かった」、これだけです。
私はTAFE卒業後、すぐにパースの日本語情報誌「エキスパース」の立ち上げとデザインをさせていただく機会に恵まれました。
自分が本当にできるかなんて、当時は全く見当もつかなかったし、ただただがむしゃらでしたが、自分の「好き」を軸に決断して行動して、全くの未経験からのスタートだったとしてもそれがスキルとなり、実際の仕事に活かせる、というのはオーストラリアという素晴らしい環境が提供してくれる、大きな魅力と可能性だと思います。
あの時、私がデザインを勉強するという決断をしていなければ、今私はパースにいないし、デザインの仕事もしていないだろうし、どうなっていたんだろうと思いますね。
これからオーストラリア留学をしたいけど、悩んでいる…という方へ
私は、縁あってACCでサポートさせていただく皆さんにも自分の経験をかなり赤裸々にお伝えさせていただいていますが、留学は楽しいことだけじゃないし、むしろ大変なことが多いと思います。
それでも留学を通して得られたことは私の人生を大きく左右するものだったし、今の自分を作っているからこそ、どうせ大変なら、自分の好きなことをしませんか、とお話しさせていただいています。
今留学をするかどうか迷っている方にも、ぜひどんなことをしてみたいか、どんな自分になりたいか、想像してワクワクするようなものに留学があれば、ぜひ挑戦してみてほしいですね。
挑戦しないことの方が逆にリスクとなる、という事も仕事•プライベート問わず自分の人生の中で実感してきたので、ぜひフラットな気持ちで考えて、それでも悩む時にはぜひACCに連絡してください。