こんにちは、オーストラリア•キャリアセンター（ACC）のMikaです。
当ウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
オーストラリアにワーキングホリデーで来ました。アルバイトをするので、銀行口座の開設方法を教えて欲しいです。
今日はこんな疑問にお答えします。
本記事はこんな方におすすめ
- オーストラリアに学生ビザで留学、またはワーキングホリデーで来て、これから銀行口座を開設したい
- これからオーストラリアに留学（ワーホリ）予定で、現地に着いてするべきことを事前に確認したい
- オーストラリアで銀行口座を開設した方が良いかどうか知りたい
本記事の信頼性
3年半の留学について赤裸々に語っている留学体験談は、おかげさまでたくさんの皆さんから共感をいただいています。
オーストラリアに到着してから、最初にした方が良いことの一つとして挙げられるのが、銀行口座の開設。
私も留学先のパースに到着した翌日には銀行口座を開設しに行きました。
今回はオーストラリアでの銀行口座開設方法をステップバイステップで説明しながら、日本との違いや銀行で使う英語表現もご紹介していきます。
この記事を読めば、オーストラリアでスムーズに銀行口座を開設することができますよ。
目次
そもそもオーストラリアで銀行口座を開設する必要があるの？？
学生ビザやワーキングホリデーで半年以上の長期間にわたってオーストラリアに滞在予定の方は銀行口座を開設された方が良いと思います。
理由としては、海外送金を繰り返すと手数料がかかる、アルバイトをする場合に給与振込先として銀行口座が求められる、ということが挙げられます。
そのため、オーストラリアでアルバイトをする予定のある方、長期滞在予定の方はオーストラリア到着後すぐに口座の開設ができるように準備をしておきましょう。
オーストラリアの主要銀行
オーストラリアの主要な銀行は下記の通りです。
ACCでサポートさせていただいている皆さんはANZやCommonwealthで口座を開く方が多いです。
オーストラリアの銀行口座開設に必要な書類
オーストラリアで銀行口座を開設する際には、下記の書類が求められますので、事前に準備しておきましょう。
- パスポート
- オーストラリアの住所、メールアドレス、携帯電話番号（あれば）
- 日本のマイナンバー
- （オーストラリア入国後6週間以上経っている場合）クレジットカードや住所を証明する書類など
オーストラリア入国時から時間が経っていると、求められる書類が増えて手続きが煩雑になることがあるので、できるだけ早く口座を開設するようにしましょう。
なぜオーストラリアの銀行口座開設で日本のマイナンバーが求められるの？
2018年以降、オーストラリアの税務上の非居住者がオーストラリアで銀行口座を開設する際に、日本のマイナンバー登録が必要になりました。
これは非居住者の金融口座に関する自動的情報交換制度（AEOI）に基づき、国外での保有資産や収入の情報を各国が共有し、脱税や過度の節税を防ぐことを目的として、日本のマイナンバーを各国の銀行口座に紐づけることとなりました。
どういうことかというと、意図的か否かにかかわらず、納税漏れが多くある現状を改善するため、日本国籍の人が各国に保有する銀行口座の情報を国が把握しやすくするためにマイナンバーの紐付けが導入された、ということです。
基本的にワーキングホリデーの方がオーストラリアで銀行口座を開設する際にマイナンバーが求められますが、銀行によってはオーストラリアの市民権•永住権保持者でなければ一律で確認を求めることがあるので、念のためマイナンバーはすぐにわかるようにしておきましょう。
オーストラリアの銀行開設3ステップ
オーストラリアの銀行口座開設の流れは下記の通りです。
- 最寄りの銀行の支店に向かい、銀行口座を新規開設したい旨を伝える
- 必要書類を記入し、インターネットバンキングを開設する
- 後日銀行カード（デビットカード）が届くため、使用可能手続き（アクティベート）を行う
下記でそれぞれのステップを細かく説明していきますね。
Step 1：最寄りの銀行の受付で、銀行口座を新規開設したい旨を伝える
銀行に到着したら、受付で
I would like to open a savings account.（普通口座を開設したいです。）
と伝えてください。
Savings Accountは日本で言う「普通口座」に当たり、同時にインターネットバンキングも開設し、デビットカード（Debit card）を発行する手続きが行われます。
Step 2：必要書類を記入し、インターネットバンキングを開設する
銀行口座の開設に当たっては、必要書類を記入しながら簡単な質問に答えていきます。
ここでパスポートや日本のマイナンバーを求められるため、準備しておきましょう。
最近では銀行口座開設時に、なぜオーストラリアで銀行口座が必要か、オーストラリア滞在中どういった予定を立てているか、などの質問をされることもあるようです。もし英語の聞き取りが難しいと感じたら、
Could you repeat that please?（もう一度仰っていただけますか？）
I’m afraid I can’t understand you. Could you repeat again in simple English? （恐れ入りますが言っている意味が分かりません。簡単な英語でもう一度言っていただけますか）
と誤解が生まれないようにしっかり確認してみてくださいね。
オーストラリアではインターネットバンキングが主流なので、同時にそのまま手続きしてしまうことが多いです。
インターネットバンキングは即日利用開始可能！
銀行カード（デビットカード）は後日指定の住所に届くので、住所を間違えずに伝えましょう。
ACCをご利用いただく方には現地サポート特典として郵送物の代理受取（私書箱サービス）をご提供しているので、まだ住所が確定していない、という方もご安心くださいね。
Step 3：銀行カード（デビットカード）が届き次第、使用可能手続き（アクティベート）を行う
銀行での手続き終了後、1週間〜10日前後で登録住所にカードが届きますので、そちらをアクティベートすれば、全ての手続きが完了、となります。
アクティベート（Activate）って何？
手元に届いたカードはそのままでは利用することができません。
アクティベートと呼ばれる手続きが必要になりますが、手元に届いたカードに貼ってあるシールに従って、①銀行のアプリ②自動音声サービス③カスタマーサービスへ電話連絡のいずれかの方法で手続きをすることができます。
アプリを使えば1分もかからないで作業が終わるので、スマホにダウンロードしてみてくださいね。
日本とオーストラリアの銀行の違い
日本の銀行との違いは大きく分けて3つあります。
①オーストラリアの銀行は通帳がない
日本でもオンラインバンキングの手続きをすれば紙の通帳は使用しないケースもありますが、オーストラリアの場合は最初から通帳がありません。
これまでの記録は銀行から送られてくる明細（インターネットバンキングで登録すればオンラインで受け取ることも可）で確認をします。
今はスマホが主流なので、アプリで明細を確認したり、送金したりすることもできるので、パソコンすら使わない、というのが当たり前になりつつあります。
②オーストラリアでは自分が利用している銀行のATM手数料は24時間いつでも無料
日本の場合は平日6時以降や土日は手数料がかかるケースがあると思いますが、オーストラリアでは自分の銀行のATMを使用する場合は手数料はかかりません。
（他の銀行や一般的なATM機を使用する場合は手数料が$2前後かかります）
③オーストラリアでは銀行口座の維持費が毎月かかる
維持費は各銀行やご自身の職業（学生か、働いているか等）によって異なりますが、一般的には毎月$5前後のところが多いです。
銀行によっては、毎月ある一定金額以上を口座に残しておけば維持費がかからない等の特典もありますので、詳細は各銀行で確認をしてみてくださいね。
オーストラリアの銀行でよく使う英語表現
オーストラリアの銀行でよく耳にする英単語や、使える英語表現をご紹介します。
オーストラリアの銀行でよく使う単語集
| Savings Account | 普通口座 | ||
|---|---|---|---|
| Online Account | インターネットバンキング口座 | ||
| Account Balance | 口座残高 | ||
| Bank Statement | 明細書 | ||
| Withdraw | （お金を）引き出す | ||
| Deposit | （お金を）預ける | ||
| Money Transfer | 送金 | ||
オーストラリアの銀行口座開設時に使える英語表現
I would like to open a savings account.（普通口座を開設したいです。）
What is the minimum deposit to open an account? （口座を開くのに最低預金はいくら必要ですか？）
Will I receive a debit card along with the account? （口座と一緒にデビットカードも付いてきますか？）
Do I need to pay the monthly account service fee? （月々の手数料は必要ですか？）
When could I receive my bank card? （いつ銀行カードを受け取れますか？）
万が一の時に役立つ英語表現
カード紛失などのトラブル時に、カスタマーサポートなどでの電話で説明をしたい時にも便利な英語表現をご紹介します。
I’ve lost my savings/debit card. Could you please deactivate my card?
カードを無くしてしまいました。カードを止めてもらえますか？
I’ve forgotten my card pin number. Could you please reset my pin number?
カードの暗証番号を忘れてしまいました。暗唱番号をリセットしていただけますか？
オーストラリア入国後、早めに銀行口座を開設しよう
今回は、オーストラリアでの銀行口座の開設方法について説明しました。
最初に触れた通り、私は留学先のパースに到着した翌日に銀行口座を開設したのですが、英語も全くわからない状況だったので正直冷や汗ものでしたが、何とか無事に開設することができました。
英語に不安がある、という方も、上記の英語表現を参考にしていただきながら、銀行口座を開設してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
