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オーストラリアのパートナービザが変わる?!現状とその真相を徹底解説

こんにちは、オーストラリア•キャリアセンター(ACC)のMikaです。
当ウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。

悩む人

オーストラリアのパートナービザが変わると聞きましたが、具体的に何が変わるのでしょうか?

今日はこんな疑問にお答えします。

本記事はこんな方におすすめ

  • 今後オーストラリアでパートナービザの申請を考えている
  • パートナービザ申請の準備を進めている
  • 最近オーストラリアで彼氏•彼女(パートナー)ができて、今後のことについて話し合っている

本記事の信頼性

3年半の留学について赤裸々に語っている留学体験談は、おかげさまでたくさんの皆さんから共感をいただいています。

ACC Mika

オーストラリアのパートナービザが変わる。

この話、皆さんも耳にした方が多いのではないでしょうか。

パートナービザは、申請する方も多く、巷にはたくさんの情報が溢れていて、実際はどの情報が正しいのか、判断に迷ってしまうことがありますよね。

今回はそんなパートナービザについて、ACCが提携しているビザコンサルタントからの最新情報をもとに、パートナービザの何が変わると言われているのか、変わることで具体的にどんな影響があるのかを解説していきます。

パートナービザは本当に変わるの?

実際にパートナービザ申請に関する変更の法案が、オーストラリア連邦議会で大分前に可決されましたが、移民省は新しい制度をいつ開始するかは明言していません。

なので結論から言うと、まだ変わってないし、いつ変わるかわからない。
逆を言えばいつ変わってもおかしくない状況であることは確かなので、現行のビザとどんな変更点があるのか、下記で詳しく解説していきます。

そもそもパートナービザとは?

巷では「パートナービザ」「ディファクトビザ」「マリッジ(結婚)ビザ」など様々な呼称で呼ばれていて、「パートナービザってたくさんあるの?」と思われている方もいらっしゃると思います。

でも実際に存在するのは「パートナービザ」と呼ばれる1種類だけ。

もちろん例えば「フィアンセビザ」のように違う条件のビザはありますが、それらは皆さんが耳にする「パートナービザ」とはまた違うものなので、ここでの説明は割愛しますね。

話を戻しますと、「パートナービザ」は1種類だけで、このビザを婚姻関係のあるカップルか、またはディファクト=結婚はしていないが、日本で言うといわゆる内縁関係、籍は入れていないけど、結婚している状態と変わらないカップルが申請できます。

つまり、婚姻状態によらず、申請するビザは同じで、結婚かディファクトかで求められる書類が違う、ということになります。

もう少し突っ込んだ話をすると、結婚の場合にはMarriage Certificate(婚姻証明書)という公式文書を提出できますが、ディファクトではそういった証明書がないため、他の複数の書類で結婚している状態と変わらない、ということを証明します。そのため、一般的にはディファクトによるパートナービザ申請の方が結婚によるものよりも多く書類の提出を求められます。

ACC Mika

パートナービザに関する最も大きな変更点

パートナー審査の順番が変わる

具体的な変更点についてですが、そもそもパートナービザを申請する場合、申請者本人とパートナー(スポンサー)両名の審査が行われます。

パートナーの審査は本人の経歴や、ビザ申請者との関係が本物であるか等が問われます。

これは現状のルールでも行われているのですが、今はこの審査がほぼ同時=申請者がビザを申請して、パートナーの審査情報を提出することができます。

しかし、新しいルールでは、先にパートナーの審査が通過後に申請者本人によるビザ申請が可能になります。

順番が変わるとどんな影響があるの?

この変更が実際に導入されると、オーストラリア国内でのビザ申請に大きな影響があるだろうと言われています。

と言うのも、現時点では最初に実施されるパートナー審査にかかる時間が発表されておらず、またこの審査期間中はまだパートナービザ自体の申請ができないため、間をつなぐブリッジングビザも発行されません。

つまり、オーストラリア国内でビザを申請し、そのままオーストラリア国内にいたい場合には、パートナーの審査が終わるまで他のビザで滞在する必要があります。

他のビザとして考えられるのは、観光、ワーキングホリデー、学生等ですが、このビザを申請するのにもリスクがある、と言われています。
それは上記のビザはいずれも「一時滞在」用のビザになるのですが、一方でパートナービザは「永住」に向けたビザ。

「一時滞在」用のビザを申請する際は、そのビザが一時的な滞在を許すものであって、ビザの有効期限までに自国へ帰ることを理解している、という状態で申請をすることになります。

永住を目的とするパートナービザのパートナー審査が出された状態で、この一時滞在用のビザを申請することは矛盾が生じることになり、移民省から「一時滞在を目的とした本物の申請者ではない」と判断され、ビザが却下となることも考えられます。

そもそもなぜこのような変更をしようとしてるのか?

あまりポジティブな変更ではないので、「そもそも何でこんな変更しようとしてるんだよ!」と思われている方も少なくないはず。

今回の変更の背景には、近年オーストラリア国内で深刻化している、パートナーによるDV、幼児虐待、薬物犯罪等を未然に防ぐ目的があります。

加えて、パートナーではないのにパートナーと偽ってビザ申請に利用する、詐欺行為は残念ながら昔から多く、それを抑止する目的も含まれています。

ACC Mika

オーストラリアのパートナービザはいつ変更されてもおかしくない状態です

今回は、パートナービザの変更点についてまとめました。

先述の通りいつから新しいルールが適用となるかはまだ決まっていませんし、新型コロナウイルスの影響もありますから、正直どうなるかわかりませんが、いつ変わってもおかしくない状態でもあります。

申請をお考えの方は移民省のウェブサイトで最新情報を確認しつつ、移民エージェントへ早めに相談されることをオススメします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

※今回のブログの内容は、ACC提携のビザコンサルタントに確認の上、一般的な解釈について述べています。上記情報は移民省の都合により予告なく変更となる可能性がありますので、予めご了承ください。また、個人個人のビザの取得の可能性はそれぞれの状況や条件によって異なりますので、具体的なご相談をご希望の方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

この記事を書いた人

Mika

オーストラリア、パースで20代後半から英語力•スキルを身につけるための留学を敢行。留学で得た経験を活かして、ACCのキャリアコンサルタント、グラフィック&ウェブデザイナーとして活躍中。愛犬とパースの自然、飾らないライフスタイルが大好き。

ACCのスタッフは全員オーストラリア長期留学経験者

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