こんにちは、オーストラリア•キャリアセンター(ACC)のMikaです。
当ウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
オーストラリアでこれからシェアハウスを探そうと思っています。シェアハウスの相場や注意するポイントを教えてください。
今日はこんな疑問にお答えします。
本記事はこんな方におすすめ
- オーストラリアでこれからシェアハウスを探したい
- オーストラリア留学で滞在方法を検討している
- オーストラリアでシェアハウスを探したいが、英語力に不安がある
本記事の信頼性
3年半の留学について赤裸々に語っている留学体験談は、おかげさまでたくさんの皆さんから共感をいただいています。
オーストラリアで留学やワーキングホリデーをするほとんどの方が経験するであろうシェアハウス生活。
住む場所は生活の基本ですから、スムーズに、安心して住める場所を見つけたいですよね。
私もオーストラリアのパースで3年半留学しましたが、その大半をシェアハウスで過ごしました。
今回は私の体験談も交えながら、オーストラリアのシェアハウスの探し方を徹底的に解説します。
この記事を読めば、安心してシェアハウス探しがスタートできるようになりますよ。
なお、シェアハウスだけでなく、ホームステイや学生寮も検討している方は下記の記事を参考にしてみてくださいね。
【徹底比較】オーストラリア滞在方法:ホームステイ、学生寮、シェアハウス、どれを選ぶ?
オーストラリアの代表的な滞在方法であるホームステイ、学生寮、シェアハウスを費用や期間、住みやすさなどで徹底比較。オーストラリア長期留学経験者が、それぞれのメリットやデメリットを含めて詳しく解説します。
目次
オーストラリアのシェアハウスの特徴
オーストラリアでは、シェアハウスは広く一般的に浸透しているスタイルで、オーストラリア人の方もシェアハウスに住むことは日常的です。
そのため、探し方によってはオージーと一緒に住む、という体験もできます。
シェアハウスの特徴としては、下記のようなものが挙げられます。
- 1人部屋または2人以上のシェアルーム ※バスルーム完備の部屋もあり
- シェアハウスのオーナーと一緒に住む家もあれば、オーナーなしのシェアメートのみの家もある
- キッチン、ランドリー、リビング、バスルームは共有
- 部屋にはベッド、机、クローゼットが完備、リネン類はシェアハウスによっては自分で準備する必要がある
- 光熱費、Wi-Fi(インターネットは)は家賃に含まれている場合と、別で費用が発生する場合がある
- 最初に家賃の2〜4週間分を敷金として支払う必要がある(何もなければ基本的に退去時に全額返金される)
- 住むエリアや部屋タイプを選べば、費用をかなり抑えることができる
- 現地にいれば、事前に内覧が可能
- その家によって多少のルールはあっても、一人暮らしに近い生活を実現できる
私が一番長く住んだシェアハウスはオーナーと一緒に住むタイプで、オーストラリア人の優しいおばあちゃんと一緒に落ち着いた生活ができました!
オーストラリアのシェアハウスの代表的な部屋タイプと家賃の相場
オーストラリアのシェアハウスの代表的な3つの部屋タイプと家賃の相場を表にまとめました。
項目 | マスタールーム Master Bedroom | オウンルーム Own Room | シェアルーム Shared Room |
---|---|---|---|
概要 | いわゆる主賓室。 自分専用のバス•トイレが完備されているタイプが多い | 最も一般的な一人部屋 | 一部屋に2人以上で住むドミトリータイプ |
バス•トイレ | あり | 他の人と共有 | 他の人と共有 |
キッチン | 他の人と共有 | 他の人と共有 | 他の人と共有 |
家賃の相場 | 高い ($200〜300/1週間) | 平均的 ($150/1週間 前後) | 安い ($100/1週間 前後) |
この他にリビングルームをシェアして住むスタイルもありますが、費用は抑えられるものの、プライバシーが無さすぎますし、セキュリティの面でもあまりオススメしません。
家賃の相場はあくまでも概算ですが、どこの都市に住むかで相場が大きく変わります。
例えば家賃が高騰しているシドニーではシェアハウスであってもかなり高くなる傾向があり、私が留学したパースのような地方都市はどちらかと言えばリーズナブルな物件が多いです。
さらに、都市の中でもどこのエリアに住むか(市内中心部からの距離)、どの部屋タイプを選択するか、どのくらいの期間住むか、などによって家賃はかなり変わってきます。
オーストラリアのシェアハウスの探し方
まず、オーストラリアでの大まかなシェアハウス探し〜引っ越しまでの流れは下記の通りです。
- まずはどんなシェアハウスがあるのかリサーチする
- 気になる物件があればオーナーにコンタクトを取る
- 内覧(インスペクション)をする
- インスペクション時またはその後に細かな条件を確認し、お互いの同意が取れれば入居日を決める
- 入居前までに指定された敷金(ボンド)を支払う
- 引越し
下記でそれぞれのステップを細かくみていきましょう。
オーストラリアでのシェアハウス情報のリサーチ方法は主に2つ
まず最初にどんなシェアハウスがあるのかリサーチしたい時は、①インターネットで探すか、②友人•知人からの紹介が主な方法です。
以前は学校や留学エージェントに掲示板があって、シェアハウスや仕事情報がズラっと紙で貼られている、ということがありましたが、今はほぼほぼオンラインに移行しています。
インターネットで探す場合は、下記のサイトを参考にしてみてください。
- Gumtree(ガムツリー):オーストラリアの総合クラシファイドサイト。シェアハウスだけでなく、仕事や売り買い情報なども豊富です。
- Flatmates.com.au(フラットメイト):オーストラリア全土のシェアハウス情報が集まるサイト。利用には会員登録(無料)が必要。
- JAMS.TV(ジャムズTV):日本語のオーストラリア生活情報サイト。日本人のシェアハウスを探したいときに便利。
- 日豪プレス:日本語のオーストラリア生活情報サイト。シドニーとブリスベンがメイン。
オーストラリア人や様々な国籍の人とインターナショナルな環境で住みたい、という場合にはGumtreeやFlatmatesで探すのが良いでしょう。
住む場所は日本人と一緒の方が安心する、という場合には、日本語のサイトが便利ですが、上記であげたサイト以外にもオーストラリア各地に特化したウェブサイトがありますので、例えば「パース シェアハウス」などで検索して探した方が、その土地の情報が多く出てきます。
もう一つ、シェアハスの探し方として有効かつオススメなのは友人•知人からの紹介。
オーストラリアでは仕事を探すときも紹介で、ということが多く、交友関係から繋がっていくことがたくさんあります。
住む場所ですから、知っている人からの紹介の方が安心できる、というメリットもありますよね。
気になる物件を見つけたら、オーナーに連絡、内覧の予約を取ろう!
気になる物件を見つけたら、オーナーに連絡を取ります。
物件を探した場所によって、携帯の電話番号もしくはメールアドレスが記載されていることが多いですが、相手が電話に出られるかどうかはわからないので、できれば最初はメッセージを送りましょう。
メッセージを送る際には、下記のポイントを参考にしてみてください。
- どの物件が気になっているか(何を見て連絡をしたか)
- 引き続きシェアメイトを募集しているか(入れ違いで決まってしまった、ということもあるため)
- 募集している場合は内覧をしたい旨を伝える
- もし内覧したい日時が決まっている場合は具体的な日時を伝える(できれば複数の日時を伝えた方が相手も合わせやすい)
下記で、英語でメッセージを送る場合の例文を紹介しますね。
英語の例文
Dear (投稿者またはオーナーの名前),
①I saw your post on (ウェブサイト名). −○○でシェアハウスの情報を見ました。
②Are you still looking for a flatmate? −まだ募集していますか?
③If so, I would like to have an inspection. −募集している場合は、内覧(インスペクション)がしたいです。
④When would suit you best? −いつが都合が良いですか?
⑤I look forward to hearing from you. −ご連絡をお待ちしています。
Many Thanks,
(自分の名前)
内覧したい日時が決まっている場合は、④の文章の代わりに
Would you be available on(日付) at(時間)? −○日の○時のご都合はいかがですか?
を使うと良いでしょう。
内覧はシェアハウス探しで最も重要なポイント!確認したいことを事前にまとめておこう
内覧(Inspection、インスペクション)は、どこに住むか決める前に必ずして欲しいことです。
日本または別な都市からの引越しで現地に行くことができない、という場合は仕方がないですが、シェアハウスは実際に自分の目で確かめないとわからないことが多いので、できる限り「内覧をしてから決める」を徹底しましょう。
ネット上で良さそうなシェアハウスの情報を見つけても、写真と実物が違う、オーナーと合うかどうか、家自体が良くても周りの環境が良いかどうか、など実際に足を運んでみないとわからないことがたくさんあります。
絶対に確認したい条件面
- 敷金(ボンド)はいくらで、退去時に返金されるのか
- 家賃に光熱費とWi-Fi使用料は含まれるのか、含まれない場合はいくらになるのか
- 家賃、光熱費、Wi-Fi使用料以外に請求されるものはないか
- 家賃の支払いのタイミングと支払い方法
- 最低滞在期間(Minimum Stay、ミニマムステイ)はあるか、ある場合はどのくらいか
- その他のハウスルールはあるか
お金に関することはトラブルの元になりやすいので、事前にしっかりと確認をしましょう!
環境面で確認したいこと
- ベッドルームと、それ以外の共有スペースの状態(清潔かどうか)
- オーナーや他のシェアメイトの様子(自分と合いそうかどうか)
- ベッドルームと共有スペースに何があって、自分では何を準備しなければいけないのか(家具、リネン類、食器など)
- 家の周りの環境(治安、交通や生活の便の良さ)
家の様子を見ながら、オーナーと話をしながら、自分と合うかどうかを見極めましょう。また、家の周りの環境を確認する方法として、周囲を歩いてみること以外に、最寄りのスーパーやショッピングセンターに足を運んでみると、近くに住んでいる人の様子や治安がわかりやすいですよ。
入居を決めたら、入居日までに敷金(ボンド)を支払って、引越しの準備を始めよう
内覧(インスペクション)して良いシェアハウスに巡り会えたら、入居日を確認して、入居前までに敷金(ボンド)の支払いを済ませます。
入居が決まったら、必要なものを買い揃えたり、自分の荷物をまとめたりして、引越しの準備を始めましょう!
オーナーさんによっては引越しのお手伝いをしてくれることもあります。私も初めてのシェアハウスでオーナーさんが車を出してくれたのでとても助かりました。荷物が多い場合にはお友達の力を借りてみるのも良いと思いますよ!
引越しにあたって必要なものは、シェアハウスにどんなものが揃っていて、どこまで自分で準備する必要があるのかによって異なりますが、考えられるものを挙げておきますね。
- 一部の家具
- ベッドシーツ、布団、枕、カバーなどのリネン類
- 食器、キッチン用品
- 洗剤(洗濯、キッチン)
- 自炊用の調味料や食料品
オーストラリアのシェアハウス探しで役立つ英語表現•英単語
シェアハウスを探していると、普段はあまり聞かない英語表現や英単語を耳にすることが多いので、下記でよく使われるものをご紹介します。
Flatshare フラットシェア | シェアハウスのこと、Houseshareとも言う | ||
---|---|---|---|
Flatmate フラットメイト | シェアメイト(同じ家に一緒に住む人) | ||
Inspection インスペクション | 内覧 | ||
Minimum Stay ミニマムステイ | 最低滞在期間 例)Minimum Stay: 3 months (最低3ヶ月は住む必要がある) | ||
Bond ボンド | 敷金のことで、家賃の約2〜4週間分になることが多い 例)Bond is 3 weeks.(敷金は家賃の3週間分) | ||
Rent レント | 家賃のことで、1週間ごとの金額を提示されることが多い 例)Rent: $150/week(家賃は1週間$150) | ||
Bill ビル | 光熱費(Expence、Electricityとも言う) 例)Bills are all included.(光熱費は家賃に含まれます) | ||
CBD シー•ビー•ディー | Central Business Districtの略で、市内中心部のことを指す 例)Location: Perth CBD(ロケーションはパース市内中心部) | ||
Full(y) Furnished ファーニッシュド | 家具付きの部屋、物件 | ||
Unfurnished アンファーニッシュド | 家具なしの部屋、物件 | ||
Master Bedroom マスターベッドルーム | 主賓室、バス•トイレ完備のタイプが多い | ||
Own Room オウンルーム | 1人部屋(Private Roomとも言う) | ||
Shared Room シェアードルーム | 2人以上でシェアする部屋タイプ(Roomshareとも言う) |
その他オーストラリアのシェアハウス探しで注意すること
私自身オーストラリアで留学中に何度かシェアハウス探しをして、複数の物件を見て回りました。
特に危険な目にあったことなどはないのですが、稀に変な人がいたり、詐欺に巻き込まれてしまう、ということが残念ながらあります。
上記でも触れていますが、シェアハウスを探す際には必ず内覧をして欲しいのですが、例えばあなたが女性で、オーナーが男性、という場合には念のためお友達と一緒に内覧をしに行くなど、少しの工夫で安心することができます。
また、家自体が良くても、直感的に「オーナーと合わなさそう」「何か違う」と感じたら、別な物件を探してみましょう。
オーナーが質問に答えてくれない、何か隠そうとしている、といった様子があれば、それこそ詐欺の可能性も考えられるので、深追いはしない方が良いです。
ACCでは、ご利用者の皆さんに各エリアの治安や注意した方が良いことなどをカウンセリングの際に具体的にお話しさせていただいています。留学先のパースにオフィスがあるので、少しでも気になることがあればすぐに相談してくださいね!
自分にぴったりのシェアハウスを見つけて、オーストラリア生活を充実させよう!
今回はオーストラリアのシェアハウスの探し方を徹底解説しました。
トラブルを回避して、自分にぴったりのシェアハウスがスムーズに見つけられるように、参考にしてみてくださいね。
この記事がこれからオーストラリアでシェアハウス生活をスタートされる方の役に立てば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!