こんにちは、オーストラリア•キャリアセンター(ACC)のMikaです。
当ウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
オーストラリアに学生ビザで留学中です。学校を転校したいのですが、可能ですか?
今日はこんな疑問にお答えします。
本記事はこんな方におすすめ
- オーストラリアに学生ビザで留学中で学校を変えたい
- オーストラリアに学生ビザで留学中で、学校(コース)が合わないと感じていて、悩んでいる
- オーストラリアに学生ビザで留学中で、学校を辞めるかどうか悩んでいる
本記事の信頼性
3年半の留学について赤裸々に語っている留学体験談は、おかげさまでたくさんの皆さんから共感をいただいています。
いざオーストラリアで留学が始まったものの、どうしても学校またはコースが自分に合わないと感じて、転校を考える方は多くいらっしゃいます。
かくいう私もオーストラリアの州立専門学校TAFE(テーフ)の専門コースに進学するために付属の英語コースで勉強している時に、今後の進路に悩んで転向も視野に入れていました。
そこで今回は、オーストラリア留学中に転校することができるのか?できる場合にはどんな方法があって、どんなことに注意すべきか、詳しく解説していきます。
目次
オーストラリア留学中に「転校したい」と思ったら、まずは留学エージェントに相談を
どんな理由であれ、「転校した方がいいかも…」と思ったら、まずはお世話になっている留学エージェントに相談してみてください。
私たちも転校のご相談をいただくことがたくさんありますが、まずは本当に転校する必要があるのか?何か他の方法で今の悩みを解決する方法がないかを一緒に考えます。
このように第三者に相談することで、自分一人では思いつかなかった客観的な意見やアドバイスをもらえるのでおすすめです。
私も英語コース後の進路に悩んでいる時に、当時お世話になっていた留学エージェントのカウンセラーの方にお話を聞いてもらいましたが、自分は悩んでいることで頭がいっぱいになっていたので、客観的な意見をいただけたことで、改めて冷静になって考えをまとめることができました。
例えば授業の進め方や先生について何か問題があるのであれば、留学エージェントから学校に連絡をすることで、改善されることもあります。
また、転校せずとも同じ学校内でのコース変更で悩みを解決できることもあります。
最終的に「やはり転校したい」という決断であってももちろん大丈夫なので、他の選択肢がないか一度確認をしてみてくださいね。
オーストラリアの語学学校で勉強をしていて転校したい場合
もしあなたが
- オーストラリアの語学学校で勉強している
- 英語コース以外に例えば専門学校や大学•大学院のコースなどは申し込んでおらず、純粋に英語コース→他の学校の英語コースに転校したい
という場合は、基本的に転校したいと思った時点で手続きを進めることができます。
ただし、学校側で転校に関して特別なルールを設けている場合には、そのルールに従う必要があります。
また、返金に関しては各学校が設けている返金のルールに沿って計算がされ、返金額が決まります。
転校や返金に関するルールは、学校に申し込みをした際に受け取っているオファーレター(Offer Letter)で確認ができるはずです。
転校にあたっては、転校先の新しい学校からオファーレター(Offer Letter)を発行してもらい、それを今通っている学校に提出する必要があります。
お世話になっている留学エージェントに相談すれば、この手続きはエージェントが変わってできるはずなので、安心してくださいね。
オーストラリアの専門学校、大学•大学院で勉強をしていて転校したい場合
もしあなたが下記のいずれかに当てはまる場合には、転校に関しての条件を満たしているかどうかを確認する必要があります。
- オーストラリアの専門学校(または大学•大学院)で専門的なコースの勉強をしていて、違う学校へ転校したい
- オーストラリアの語学学校で英語を勉強しているが、専門学校(または大学•大学院)での進学も含めてパッケージで申し込んでいる
このような場合は、申し込んでいるコースの中で最も高い学位のコース(プリンシパル•コースPrincipal Course)を6ヶ月以上修了している状態でないと、転校できないことが多いです。
もう少しわかりやすくするために、下記で図解して説明しますね。
このように、オーストラリアの専門学校や大学•大学院で勉強する場合には、最終的に取得したい学位のレベルによって、複数のコースに申し込む場合があります。
私もオーストラリアのパースで約3年半留学しましたが、内訳は
- 進学英語コース(20週間)
- デザインコース① Certificate III in Printing & Graphic Design(1年間)
- デザインコース② Certificate IV in Graphic Design(1年間)
- デザインコース③ Diploma of Graphic Design(1年間)
という感じで、私の場合のプリンシパル•コースは上図と同じDiploma of Graphic Designコースでした。
オーストラリア留学で取得できる学位の種類を徹底解説
オーストラリアで取得できる学位の名前は、日本では聞き慣れないものばかり。しかしどんな職業に就きたいか、永住を視野に入れているか、など様々な観点から、どの学位を取得するのか、どこまで勉強する必要があるのかが異なります。今後のキャリアアップにも影響する、学位の種類を徹底解説します。
転校にあたっては、このプリンシパル•コースが始まってから6ヶ月経っていない場合と難しいことが多い、ということになります。
条件を満たしてないけど、どうしても転校したい…!という場合はどうすればいい?
まだプリンシパル•コースが始まってもいない状況ですが、どうしても転校したいです。どうすればいいですか?
転校したい理由によっては、例外的に転校が認められることがあるので、お世話になっている留学エージェントと相談してみましょう。
プリンシパル•コースを6ヶ月修了していない状態でどうしても転校したい、という場合には、転校しなければならない理由を今通っている学校に納得してもらえるように説明する必要があります。
どうしても転校しなければいけない理由として、過去に転校が認められたケースとしては、
- 新型コロナウィルスの影響で進路を考え直し、今の学校では提供していないコースで勉強し、新しいキャリアを築きたいため
- 学校内で差別的な発言をされ精神的ストレスを受けた。改善を求めたが一向に改善されなかった
- パートナーからDVを受け、どうしても今いる土地を離れて、他州で勉強する必要が出てきた
などがありますが、見ての通り、転校しないと勉強を続けられる状態ではないと言えるような理由の場合に転校が認められるケースがあります。
いずれの場合も、その理由を証明するための追加書類を提出することが求められます。
そのため、例えば「友達と同じ学校に通いたい」「キャンパスが遠いから、近い学校に行きたい」といった理由では、転校が認められることはまずありません。
もちろん理由はこれだけではありませんが、最終的に転校を認めてもらえるかどうかは今通っている学校の判断によるため、この理由だったら転校できる、という確実なものは正直ありません。
オーストラリアの専門学校または大学•大学院で勉強をしていて、「どうしても転校したい」という時は、できればお世話になっている留学エージェントとよく相談しながら今後の対応を決めてみてくださいね。
転校できる場合の手続き
オーストラリアの専門学校または大学•大学院での転校ができる、となった場合には、新しい学校からオファーレター(Offer Letter)を発行してもらい、今通っている学校からリリースレター(Release Letter)を発行してもらいます。
このリリースレターがないと、新しい学校から入学許可証(COE)が発行してもらえず、勉強がスタートできない、という事態になってしまう可能性が高いので、お世話になっている留学エージェントに手続きの進捗状況を適宜確認してみてくださいね。
オーストラリア留学中に転校したら、学生ビザはどうなるの?
もし転校したら、今持っている学生ビザはどうなりますか?新しい学校の書類でもう一度学生ビザを申請し直す必要がありますか?
今お持ちの学生ビザの有効期限内にコースを修了できる場合は特に何もしなくて大丈夫です。転校した結果、学生ビザの延長が必要な場合は、今お持ちのビザの有効期限が切れる前までに新しい学生ビザを申請する必要があります。
学生ビザを申請した時、学校から発行された入学許可証(COE)の情報を入力したと思いますが、このCOEが新しくなった場合、学校のシステムから移民省に自動的に連絡され、更新されるため、ビザに関しては特に何もしなくて大丈夫です。
しかし、もし今お持ちの学生ビザの有効期限内に、転校後の新しいコースを修了できない場合には、新しい学生ビザを申請する必要があります。
オーストラリアで学生ビザの切り替え、延長する場合に注意したいポイント4つ
オーストラリアでこれから学生ビザに切り替えたい、延長したい方がスムーズに準備ができるように、切り替え•延長時に注意したいポイントをまとめました。この4つのポイントを押さえれば、安心して準備が進められますよ。
オーストラリア留学中に転校したいと思ったら、まずはプロに相談しよう!
今回は、オーストラリア留学中に転校したいと思った時の対処法と注意点を解説しました。
転校ができるかどうかは、個人の状況によっても異なるので、一度留学エージェントに相談してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!