こんにちは、オーストラリア•キャリアセンター(ACC)のMikaです。
当ウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
オーストラリア留学に興味があります。実際に留学するとなったら、どんな手続きが必要なのか、留学へ向けた手順を教えてください。
今日はこんな疑問にお答えします。
本記事はこんな方におすすめ
- オーストラリア留学に興味がある
- オーストラリアに学生ビザ、ワーキングホリデービザ、観光ビザで留学したい
- オーストラリア留学に必要な手続きの流れや内容が知りたい
本記事の信頼性
3年半の留学について赤裸々に語っている留学体験談は、おかげさまでたくさんの皆さんから共感をいただいています。
これからオーストラリアに留学したい!という時に気になるのが、留学に必要な手続きやそれにかかる時間。
それがわかるだけで全体像が見えて、いつから留学の準備を進めればいいかという計画も立てやすくなります。
今回はオーストラリアの留学手続きの流れ、必要な書類、手続きの手順や、学生ビザ、ワーキングホリデービザ、観光ビザなどビザ別で注意すべきポイントなどを詳しく解説していきます。
目次
オーストラリアでは学生ビザ以外でも学校に通うことができます
留学となると、学生ビザを思い浮かべる人も多いと思いますが、一定のルールはあるものの、ワーキングホリデービザや観光ビザでも学校に通うことができます。
- 学生ビザ
- 学校に通う分だけのビザが発行される
例)コース期間が半年=約7ヶ月分のビザが降りる、コース期間が1年=約1年2,3ヶ月のビザが降りる - ワーキングホリデービザ
- 最長4ヶ月(17週間)まで学校に通うことができる
- 観光ビザ
- 最長3ヶ月(12週間)まで学校に通うことができる
それぞれのビザで必要な手続きや準備する書類が異なるので、下記で詳しく解説していきますね。
※ワーキングホリデー、観光ビザで留学する場合の手続きの流れにジャンプする場合はこちらをクリックしてください。
オーストラリアに学生ビザで留学する場合の手続きの流れ
まず、学生ビザで留学をする場合の大まかな流れは下記の通りです。
- 学校の申し込みに必要な情報、書類を準備して、申込書を記入•提出
- 学校からオファー•レター(Offer Letter)が発行される
- 学校の手続きと同時に、留学生保険(OSHC)への加入や、ホームステイなどの滞在先の手配、空港送迎サービスなどの各種手続きを進める
- オファーレターの内容に問題がなければ、レターに署名し、初回のお支払いを済ませる
- 署名したオファーレターのスキャンデータとお支払いのレシート(領収書)を学校に連絡する
- 学校からCOE(入学許可証、通称シー•オー•イー)が発行される=入学確定!
- COEを使って、学生ビザの申請をする
下記でそれぞれの項目を説明していきます。
学生ビザで留学する場合に必要な情報と書類
学生ビザで留学をする場合、①語学学校で英語の勉強をするのか、②専門学校または大学•大学院でスキルや資格、学位を取得するのかで準備する書類が変わってきます。
語学学校で勉強する場合
- パスポート
- 留学する方の氏名や住所等の個人情報
専門学校または大学•大学院で勉強する場合
- パスポート
- 日本の最終学歴の卒業•成績証明書(英文)
- IELTSなどの英語力証明書(必要な方のみ)
- 留学する方の氏名や住所等の個人情報
留学する方の個人情報は学校によってどんな情報が求められるのかが若干異なります。
パスポートは有効期限が6ヶ月以上残っていることを確認してください。
もし6ヶ月未満の場合には、留学手続きを進める前に更新されることをおすすめします。
オーストラリアの専門学校または大学•大学院で勉強する方は、日本の最終学歴の卒業•成績証明書が必要です。卒業された高校、専門学校、大学に問い合わせをして、英文で書類を発行してもらえるように依頼しましょう。
学校によって、証明書発行に約2週間〜1ヶ月ほどかかる場合がありますので、余裕を持って準備しましょう。
学校から発行されるオファーレター(Offer Letter)って何?
学校に申込書と合わせて上記の必要書類を提出すると、学校からオファーレター(Offer Letter)という書類が発行されます。
オファーレターは、一言でいうと留学予定の方と学校との契約書のようなもので、この書類に署名(サイン)することで、契約成立=支払い義務が発生します。
逆に言えば、オファーレターが発行された時点ではまだ「必ず学校に行かなければいけない」という状態ではないので、署名をする前に気になることは確認するようにしましょう。
なお、オファーレターには主に下記の内容が記載されているので、これらの情報に間違いがないか、疑問点がないかを確認します。
- 留学者の個人情報(氏名や生年月日、住所など)
- 申し込んだコースの詳細(コース名、コース期間、コース開始日)
- 支払いに関する情報(金額、分割払いが適応される場合は支払いのスケジュール、支払い先の詳細)
- 学校の規約、ルール(在学中のルールの他、キャンセル、退学、返金などに関する規約など)
オファーレターの内容に間違いがなく、次の手続きに進む場合は、オファーレターに署名(サイン)をして、初回のお支払いを済ませます。
オファーレター発行手続きと同時に、留学生保険への加入や滞在先を決める
学校の手続きと同時に、留学生保険(OSHC)へも忘れずに加入をするようにしましょう。
留学生保険(OSHC)はオーストラリアに学生ビザで留学する方全員が加入する必要がある必須の保険です。
OSHCについては下記の記事でまとめているので、参考にしてみてくださいね。
オーストラリア留学に必須の留学生保険OSHCを徹底解説【費用、カバー内容、加入方法など】
学生ビザでオーストラリアに滞在する場合、必ず加入しなければいけない留学生保険、通称「OSHC」を徹底解説!費用、カバー内容、加入方法、注意すべきポイントなど、申し込む前に確認したい点を全て網羅しました!
また、現地での滞在方法もこのくらいまでに決めておくと良いでしょう。
特に最初はホームステイをしたい、学生寮で暮らしたい、という方はそちらの手続きも別途必要です。
オーストラリアでの滞在方法については下記の記事でまとめているので、参考にしてみてくださいね。
【徹底比較】オーストラリア滞在方法:ホームステイ、学生寮、シェアハウス、どれを選ぶ?
オーストラリアの代表的な滞在方法であるホームステイ、学生寮、シェアハウスを費用や期間、住みやすさなどで徹底比較。オーストラリア長期留学経験者が、それぞれのメリットやデメリットを含めて詳しく解説します。
学校から発行されるCOE(入学許可証)って何?
学校でオファーレターの署名と初回のお支払いの確認が取れると、COEと呼ばれる書類が発行されます。
COEはConfirmation of Enrolmentの略で、入学許可証と言われ、このCOEが発行されることで学校への入学が確定、となります。
COEには、主に下記の内容が記載されています。
- 留学者の個人情報(氏名や生年月日など)
- 申し込んだコースの詳細(コース名、コース期間、コース開始日)
- 支払いに関する情報
- 保険の加入に関する情報
- 英語力証明に関する情報
このCOEは学生ビザ申請に必ず必要な書類になりますので、書類の内容に間違いがないか、しっかりと確認しましょう。
学生ビザの申請には、COEの他にも必要な書類や情報があります。
詳細は下記の記事を参考にしてみてくださいね。
オーストラリア留学に不可欠な学生ビザを徹底解説!費用や申請方法、条件など
オーストラリアに留学したいと考えている方必見!オーストラリアの学生ビザの申請方法、条件、費用、滞在中のルールなど、学生ビザの詳細を徹底解説します。安心して留学準備を進められるように、学生ビザについて理解を深めましょう。
オーストラリアにワーホリまたは観光ビザで留学する場合の手続きの流れ
ワーキングホリデーまたは観光ビザで留学をする場合の大まかな流れは下記の通りです。
- 学校の申し込みに必要な情報、書類を準備して、申込書を記入•提出
- 学校からオファー•レター(Offer Letter)が発行される
- 学校の手続きと同時に、ホームステイなどの滞在先の手配、空港送迎サービスなどの各種手続きを進める
- オファーレターの内容に問題がなければ、レターに署名し、お支払いを済ませる=入学確定!
- 渡豪前までにビザを申請して、認可されたことを確認する
ワーホリまたは観光ビザの場合には留学生保険(OSHC)への加入は不要で、COE(入学許可証)も必要ありません。
オーストラリアの留学手続きQ&A
必要書類について
卒業した高校に卒業証明書と成績証明書の発行を依頼しましたが、卒業から5年以上経っているため、成績証明書は発行できない、と言われました。
「成績証明書が発行できない」旨を記載した文書(レター)を英文で発行してもらうように依頼してください。
卒業した学校が廃校となってしまい、卒業証明書も成績証明書も発行してもらうことができません。
学校によっては最新の履歴書(英文)で代わりの書類として受け付けてもらえる場合があります。学校によってルールが異なるため、まずは留学エージェントに相談されることをおすすめします。
専門学校(または大学•大学院)に留学したいのですが、IELTSなどの英語テストを受けたことがありません。英語力証明がないと入学はできないのでしょうか。
まず語学学校で英語力を伸ばしてから専門学校(または大学•大学院)に進学することも可能です。学校によってルールが異なるため、まずは留学エージェントに相談されることをおすすめします。
オファーレターについて
オファーレターの発行に費用はかかりますか?
語学学校、専門学校であればオファーレターは無料で発行してもらえます。大学•大学院の場合にはオファーレターの発行に$100〜200ほどかかることがあります。
オファーレターへの署名(サイン)はローマ字で書けばいいですか?
パスポートと同じ署名(サイン)をご記入ください。
オファーレターへ署名(サイン)しましたが、スキャナーがありません。
スマホのスキャンアプリでスキャンしていただくことが可能です。
支払いについて
学校へのお支払いはクレジットカードでもできますか?
学校へのお支払いは銀行振込みが多いですが、クレジットカードでのお支払いも可能です。使用できるカードはVisaかMasterカードが多く、手数料が1〜4%ほどかかる場合が多いです。
初回のお支払いをオンラインでする場合、レシートはどうすればいいですか?
支払い完了画面をスクリーンショットしていただき、お送りいただいても大丈夫です。
その他
申し込み手続きを始めて、最終的にCOEが発行されるまでどのくらい時間がかかりますか?
オファーレターへの署名(サイン)や初回のお支払いをスムーズにご対応いただいた場合、語学学校や私立の専門学校であれば約2週間〜1ヶ月、州立専門学校TAFE(テーフ)や大学•大学院の場合は約1〜3ヶ月ほどかかります。
COEが発行されて、学生ビザの申請をしましたが、ビザがなかなかおりません。
下記の記事を参考にして、移民省からの連絡の有無を確認してみてください。
オーストラリア留学で学生ビザがおりない?!対処法を伝授します
オーストラリアの学生ビザを申請したけど、なかなかおりない?!こんな状況だと心配になってしまいますよね。今回はそんなビザがおりない?!という時にどうすれば良いのか、ACCが提携しているビザコンサルタントからの最新情報をもとに、解説していきます。
申し込み手続きが完了しましたが、事情があってキャンセルしなければいけなくなりました。
下記の記事でキャンセルについて詳しくまとめています。
【オーストラリアの学生ビザ】留学中に学校を辞めたい時はどうするの?注意点を解説
オーストラリアで留学が始まったものの、何らかの理由で学校を辞めたい、という場合はどうすればいいの?オーストラリア留学のプロが、学校を辞める際の注意点と学生ビザについて詳しく解説します。
オーストラリアの留学手続きは留学エージェントに任せるとスムーズ!
オーストラリア留学の手続きの流れ•手順を解説しましたが、オファーレターやCOEは学校が間違った情報で発行することも多く、確認作業が意外と大変です。
そして留学生保険(OSHC)の加入や滞在先•空港送迎サービスの手配なども同時進行で進める必要があります。
加えてややこしい学生ビザ申請…ビザなしではオーストラリアに来れませんから、最も重要なポイントとも言えます。
これらを一人で、ましてや全て英語で対応するのはかなりの時間と労力がかかります。
専門的な情報も出てきますから、ここは信頼できるエージェントを見つけて、プロに手続きを任せるのがおすすめです。
留学エージェントはACCのようにサポート費用のかからない無料エージェントもありますから、まずは一度相談してみてくださいね。
オーストラリア留学経験者が考察する、留学エージェントの選び方
星の数ほどある留学エージェントから、どうやってサポートを任せるエージェントを選べば良い?オーストラリア留学経験者で、これまで複数のエージェントを利用した経験を踏まえて、留学エージェントの選び方、コツをご紹介します。
せっかくの留学ですから、心配事やリスクは最小限にして、留学準備をスムーズに進められるようにしましょう。
この記事がこれからオーストラリアに留学されたい方の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!